感性を働かせる土台 

/ カテゴリー: 自分で感じること

2015-04-02 22.46.29根本に 魂や命、世界や宇宙があること。
自分の感じるものから、素直に流れ出るものを大切にすること。
作品をつくっていくなかで、 日々のデッサン(スケッチ)を見直すことがあります。

コツコツとした小さな積み重ね。
作品が生まれる源。
作品は、つくる、というよりも 積み重ねのなかから静かに生まれてくるものだと感じます。

分野は違っても、アーティスティックな姿勢で生きているひとの言葉は、
すっと心に入ってきます。

先日ご縁あって買っていただいた高倉健さんのインタビュー本。
彼がコツコツとした積み重ねを極めた上で, あの素晴らしい演技をしていたことが伝わります。

「ロケに行くと、水が変わり、食べ物が変わり、寝る所が変わります。 けれども俳優はどんなところへ行っても、 いつもの自分で、しかも平常心でいなきゃいけない。 それには気を使います。 だから僕は南極や北極へは水も食べ物もすべて用意していきました。 自分が普通の状態で演技ができるように」

(『高倉健インタビューズ』 野地 秩嘉著)   静かな積み重ねから生まれるものの美しさ。 それは、どんな分野でも変わることなき、魂の輝きです。

関連記事