厳しい探究心から美しいものが生まれる 重森三玲
画面のなかの枯山水に一瞬で惹きつけられた。
どれもこれもただ事ならぬ空気を醸し出している。
重森三玲、がつくった庭。
日曜美術館を録画して、音声を消して制作の合間に流すのが習慣になっている。
解説やその他にとらわれないで自分の目で作品を感じたいと思っているから。
そのなかで、心に貫くように語りかけてきた枯山水たちでした。
家事のあいだに音声つきで見て、さらに、図書館で2冊借りてきました。
「可能か不可能かは別として、
あくまでも純粋な態度を必要とし、
いささかも邪心があってはならない」(『重森三玲モダン枯山水』重森執氏監修)
こういう厳しく探究心みなぎる姿勢が生涯を貫いている人。
この努力を貫こうとしつづけたからこそ、ぞっと鳥肌がたつほど美しい庭ができる。