「金龍を呼んでもらえないでしょうか。
経営がより順調・拡大になると思います。
8角形でお願いします。」
龍は平常は海・湖・沼・池などの水中にすみ、時に空に昇ると風雲を起こすとされています。
中国ではめでたい動物として天子になぞらえ、インドでは仏法を主語するものと考えられていました。 8角形は古来から日本で縁起がいいとされています。
クライアントの言葉から、輝かしく空に飛び立つ金龍が鮮やかに浮かんできました。
「素晴らしいですね!金龍がきてくれて頼もしい限りです」
龍を描く時はいつも、生きた龍が生まれて育つように感じます。
今回は繊細な感性を持つ彼女を下からぐっと押し上げるようなたくましい情熱をイメージしました。
すると、朱色から、まるで野生馬みたいな強いエネルギーの金龍が生まれてきました。
どんなことにもくじけず進む彼女の道を拓く使者のようでした。
「経営の傍ら、企画をたてる真っ最中で大変疲れているので助かります!
メールで送付いただいた下絵からパワーもらっています。」
絵を描いて確信するのは、創造の、産みの苦しみは、世界を変えるちからということです。だからゼロから生み出される国語教材が、たくさんの方の役に立ち世界を変える、と信念をこめました。
彼女にふさわしい、ものすごいパワーをもった龍をいつもイメージしてきました。 はじめの生まれたてのやんちゃさから、大人の賢龍にどんどん成長しているのを感じます。賢くて陽気で、自信たっぷりで、ちょっと(かなり?)おしゃべり。構想の絵から下絵まで描いてきて,とても楽しく励まされる龍です。
描きながら、本画にむかって一緒に過ごす時間が私も楽しみでした。 耐えず習作をえがきながら、本画を華やかさと落ち着き、金色を引き立てる紫や青がうっすら入った虹色に描き進めまし
「いろんなことが順調になりはじめたので、金龍さんのパワーの影響もあるかもしれません」