物理と美術とは正反対のようで何か見えない共通項かあるようだ」と、以前、宇宙空間の物理学をやっていたという方と、話になりました。
湯川秀樹氏や村上陽一郎氏の一般向け本は、私にとって刺激的でした。哲学的であり、創造性という点で共通を感じます。
彼らの研究や発見へのプロセスは、自身のフィロソフィー(哲学)とそれに基づく
閃き、脳内イメージ、であり、画家が作品への未知のプロセスを発見するのと同じ創造のプロセスだと感じるのです。
表現の仕方によって、科学では言葉、
美術では色や形とその構成、
と分かれる。
科学は言語化できる範囲であり、言葉は定義を狭く定めるので、誰にでも同じように伝達することができます。
例えば「犬」と言えば、誰にでも同じように伝わります。
美術では、犬の描き方が無数にある。
色や形、雰囲気、etcで伝わるものがあり、
言葉で伝えるよりも幅広いものが伝わりあります。
美術に携われば携わるほど、
世界の多くは言葉にできないもので成り立っていると感じます。
その言葉にできない部分を、言葉にしようとするのが宗教や哲学であり、
言葉以外の手段で伝えようとするのが芸術で有り、美術に限れば、色や形などの構成で世界観として伝えるのが美術だと思います。
これは私の美術の立ち位置であり、芸術、美術、中に無数の立ち居位置があって、
一概に言えませんが、どの立ち位置でも、言葉よりも世界情報量が多いのは同じだと思います。
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