ビジョンは人生そのものだから「この方には今までにない色が必要」なら新しく開発する

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西川ブルーという色を作りました。

「これからずっと黙って肯定してくれたり「それでええんか?」と問うてくれると思う 」

この絵を手にしたオーナーがいいました。

赤い玉、魂をもった青龍が描かれた絵画

西川ブルーという色を作ったきっかけは、この方のオーダーは今までの色では描けないと感じたからです。

今までは不透明な色の複雑な重なりで表現してきました。
しかし、セッションを振り返ると
透明なブルーが重なってできるような色が浮かんできたのです。

こうやって浮かんだものを絵にする。

ビジョンクリエイター/画家の信条です。

透明感がある青。

美しい海が深くなると濃い青になるような色。

強さと優しさが同時にある色。


貫くような聖なる感覚純粋な愛を、表し、
同時に地に足についた生き方を指し示す。

この色を作り出したら、
作品を作る技法全てを変える必要に迫られました。

今までの技法を脇に置いて
西川ブルーを最も生かす技法を研究しました。

絵の具の元になる顔料、
顔料を混ぜるメディウムなどの内容や分量を変えました。

描き方も変えました。

そのため、習作を描き重ねました。

例えば、これは、習作を描く前の、画家の準備運動。

画家が描く準備運動の絵

そして、研究の中で、この青色が生まれてきました。

このツヤツヤな青は、今までにない色。

【あるクライアントだけ】

のために生まれてきました。

深く温かく広大で透明な青に言葉に尽くせない世界観が詰まっています。

絵のオーナーは、それを、

「筆舌しがたい」と言いました。

そして、、、、、研究の数ヶ月を経て生まれた作品です。

赤い玉、魂を抱える青龍の絵画

最初は、「頼みたい絵がぼんやりしていて、

『これで頼んでいいんだろうか』と迷っているんです」といっていた依頼者。

それが、セッションや構想のスケッチの後に、
「テーマやモチーフが浮かんできました!」と変化する。

それを、100回以上、いや、
一つのオーダーの中の変化も合わせれば何百回も立ち合ってきました。

私がまるでシャーマンのごとく描いて
「これがあなたのテーマですよ」と、手渡すのではありません。

気づきは、クライアントの中から湧いてくるのです。

「あなたの話を聞かせてくれませんか?どこからでも自由に話してください」と、いつも言っています。

セッション時間の9割は、クライアントが話しているのです。

時に、「画家さんにこんなことを言っていいんだろうか」と、
クライアントがいう時があります。

画家にいってはいけない事なんてありません。

少なくとも、門間由佳という画家に対しては。

《自由に話して浮かんでくるものを共有する。
それが、深層を浮かび上がらせる鍵》です。

構想スケッチから、「門間さん、〇〇が浮かんだ!〇〇だと思った!頭で〇〇と思い込んでいたのが、違うのがわかった!」などと、言われるのが、何より嬉しいのです。

そこに、核心に迫っていく、扉があるから。

「なぜ、核心に迫っていける絵が描けるのか?」と言われたら、それは「浮かぶから」。

私にとって、イメージが浮かぶのは、呼吸するのと同じように自然な事です。

ひょっとしたら、私は絵を通じて<イメージ=ビジョンが浮かぶのは自然な事だよ>と語りかけているのかもしれません。

あまりにも自然で疑いない事実だからです。

でも、理由なんて、なんでもいい。

イタコでも、シャーマンでも、チャネラーでも、セラピストやコーチ、コンサルでも、なんと言われてもいい。

依頼者から、モチーフやテーマが湧いてきて、内発的に動き出す扉が開くこと。

この事実だけがあればいい。そう思うのです。

「毎日絵を見ることが、

成功、成長につながる。

そんな絵って、あるの?」

と初めて会う人によく不思議がられます、笑。

それ、当たり前ですよね。

なんといっても、私自身、最初、驚きましたから!

でも、ビジョンがイメージになって、「これが自分の絵だ!」

と、毎日見てきた人たちから、

「絵を見ることが成功につながるってあるんだ!

と、教えていただきました。

そこから、「なぜ、絵を見ることが成功につながるのか?」

という研究が始まりました。

すると、、、、あるんですね。

絵を見ることで成功につながる理由が。。。。

例えば、2019年には、絵に人生観が現れる過程は、日本情動学会のポスター発表で、
研究の成果を発表させていただきました。

一つ一つのオーダー事例を研究して、さらなる成長を促す絵画にする。

これも、ビジョンクリエイター/画家の仕事の一つ。

「これからずっと
黙って肯定してくれたり

「それでええんか?」と
問うてくれると思う 」

と、絵のオーナーになった西川菜緒子さんは、にっこりと笑いました。

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