私は,
対話できる絵画®の制作プロセスを
大学において研究対象として扱っています。

2025年11月1日 日本情動学会/都立大学の公的研究としての発表

ただし,
ここで行っている研究は,
対話や制作手順や技法の再現性を示すためのものではありません。

対話できる絵画®の中心にあるのは
言語化や手順化が困難な人間の判断です。

何を対話するか。
何を止めるか。
何を話さないか。

どの色を置くか。
どこで止めるか。
何を描かないか。


それらはすべて,
その場で生まれる関係性と文脈の中で行われる
総合的な判断であり,
事後的に説明することを前提としていません。

研究として扱っているのは,
判断そのものではなく,
判断が作用した結果として,
依頼者側にどのような変化が生じているか,
という点です。


制作前後の対話データや記述をもとに,
共感や自己理解に関わる指標の変化が
観察されています。


数値や結果は,
制作の価値を証明するためではありません。

私自身は,
対話できる絵画®を「誰にでも再現できる方法」
として成立させる意図を持っていません。


むしろ,
再現できない判断が確かに存在し,
それが人に作用しているという事実を,
過不足なく扱うための枠組みとして
研究という形を選んでいます。

なぜ説明しないのか。
なぜ方法を示さないのか。


それらは,
説明した瞬間に失われてしまう性質のものを,
そのまま扱うためです。

このページは理解を促すためのものではありません。
対話できる絵画®が研究として扱われている理由を,
確認したい方のためにあります。

この研究は,
説明できない判断を,説明しないまま扱うためのものなのです。

▷理念:AI時代の判断者のための〈造形的思考力〉
Profile:自ずと変わる力を絵画から
作品/活動:「気づいたら変わっていた」の設計
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