【ハッピー・リンク】|生き物への愛がオーダー絵画や仕事に結びつくWさんの在り方

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オーダーメイド絵画完成作品:題名:ハッピー・リンク

今回の記事では、
絵のオーナーの絵を手に入れたその後の在り方を紹介します。

別の記事で紹介した
10周年記念で描いた
オーダーメイド絵画のオーナーのWさんです。

Wさんは、

「日本が発展していく一助を、仕事を通して担いたい」
「仕事を通じて外国人と日本人をつなげる活動をしたい」

という志を持っています。

そして、日本とシンガポールを中心に活動している
ヘアメイク・和装・映像のプロ集団を率いています。

経営理念は、
【「Move your heart 【心を動かす仕事をする】 
この星でたった1つだけのSTORYを。。。 CREATE。】

ブライダルヘアメイクでは、
素人の好きなものを形にするのはもちろん、
プロとして高い技術力を誇ります。

10周年記念に絵をオーダーした後に、
シンガポールで関連会社を立ち上げてから、
日本に対する気持ちが一層強くなったと聞きました。

別の記事で紹介したシンガポールでの
10周年記念で描いたWさんのオーダーメイド絵画のプロセスでは、
関わった全て、犬猫までも全て感謝したいという想いが込められていました。

西洋に広く伝わるキリスト教では、自然とは神によって創造された被造物であり、人間は自然の、そこに生きる動植物も含め、管理者という立場に神によって置かれています。

一方、日本では八百万の神という考え方があり、森羅万象に神を感じるので、人と動物は管理する側とされる側ではなく、並列です。

ですので、オーダー絵画を描くためのセッションの時に語ったWさんの想いは、

人だけでなく、動物へも隔てなく感謝する、
日本人らしい思想と言えます。

「関わった全ての方々のお陰で今があります。

人間だけでなく、犬猫も、です。

思いを託してくれた同志、
去っていった人、
変わらずいてくれる人たち、
これから知り合う人。

関わったことで、
生まれるさまざまな思いや気持ちが、
入り混じって形になり、

そして、変化し続けると思っています」

そのWさんが、今回力を入れているのが、
武蔵一宮氷川神社の蛍放生祭。

武蔵一宮氷川神社では2023年6月3日に螢放生祭が執り行われます。
このお祭りで、生命の大切さや豊かな四季への感謝を
大宮の地を舞う蛍たちに託して祈ってきました。

蛍放生祭といえば、鶴岡八幡宮で6月上旬に行われる、
蛍放生祭が有名ですが、一般公開されません。

2023年の今年、大宮の武蔵一宮氷川神社では、事前申し込みをすることで、
日本人、外国人隔てなく、お祭りに参加できると、
絵のオーナーであるWさんからご案内がありました。

かつて、武蔵一宮氷川神社周辺は、
明治〜昭和初期にホタルの名所として知られ、
毎年、境内で捕まえたホタルを皇室に献上していました。

この当時、
「ほたる狩り」に行くと言えば
大宮に行く事を指していたと言われています。

キレイな水が豊富に流れる大宮には、
ほたるがたくさん自生していました。

実は、蛍に限らない「放生祭」は、
各地の神社で開催されています。

地域によっては「放生会」ともいいますが、
殺生を戒め、捕らえた生き物を池や野に放す行事です。

本来は仏教の戒律「殺生戒」でしたが、神社でも行うようになりました。


文献上は『日本書紀』天武天皇5(676)年8月17日の条に
「諸国に詔(みことのり)して放生せしむ」とあるのが初出です。

また、蛍に限らず様々な生物が放たれていました。


例えば、江戸時代の浮世絵師の歌川広重によって
1857年に描かれた『名所江戸百景 深川万年橋』には、
富岡八幡宮の放生会で放たれる亀の姿が描かれています。

神道、仏教やキリスト教、イスラム教など、
さまざまな宗教が日本に根付いてくる中、
いろんな宗教が入り混じって日本独特のお祭りが生まれているのです。

Wさんは、大宮生まれ、大宮育ち。
自分の会社を大宮に構えています。

都内でのお仕事も多いのですが、
大宮が大好きで、盛り上げたいという強い気持ちを持っています。

シンガポールに関連会社を数年前に立ち上げましたが、
大宮が拠点であることには、変わりがないと言っていました。

大宮で行われる日本の伝統行事、
武蔵一宮氷川神社の蛍放生祭。

(興味がある方はこちらから申し込みもできます。

生命の大切さや豊かな四季への感謝を捧げるお祭りでの仕事は、

オーダー絵画で語った生き物全てへの感謝を捧げるWさんの想いと、

ぴたりと重なっています。

オーダーメイド絵画完成作品:題名:ハッピー・リンク
オーダーメイド絵画完成作品:題名:ハッピー・リンク

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