【盲点】を絵で見つける

「本当に自分の思った通りに描いてもらえるのでしょうか?」

とたまに聞かれるのですが、

「何が思った通りなのかは、
まずは【外】に出してみないとわからない」

ものです。

実は、【頭の中の盲点がある】からです。

例えば、夢マップや夢ノートなど
さまざまなツールがあるのも、

書き出さないと、気づけないものがあるから。

普段考えていることを、
あらためてマップやノートに書き出すと、

「これもあった!」
「あれもあった!」

または、

「よく考えたら必要ないものがあった」

と気づきます。

そうやって、
自分の夢や、やりたいことが
具体的になっていきます。

「こういう絵を描いてほしい!」
時も同じです。

頭の中では、「これ!」

と思っても、
実際に、スケッチを起こして気づくことがあります。

これは、プロの画家も同じ。

美術館に行く人は、

作家が何度もなんども‥‥
同じような習作を繰り返し描いている展示を
見たことがあると思います。

それは、描くことで、
「あ!これだ」
「これが見えていなかった!」
「これがしっくりくるんだ!」

などが見えてくるからです。

自分だけの絵を見出すのって、

ある意味、
夢ノートを書くのと一緒。

自分だけのストーリーを紡ぐ時、
試行錯誤って、必要になる。

プロの画家が、自分の作品を見出すのに、
それだけ大変なのだから‥‥

絵を描かない人が、
「これを描いてほしい」
といって

「言った通り描いてもらったのに、違った」
というのは、よくあることだし、
ある意味当たり前です。

だから、
オーダー画家は、
描く技術と、聴く技術が必要になります。
クライアントのストーリーに耳を傾け‥‥
クライアントが自分だけのストーリーを
紡ぐ試行錯誤を伴走します。

私にとって、それは、楽しい時間です。

世界にただ一つの《その人の世界観》が
鮮明になっていく。

それは、いつでもエキサイティングな体験です。

セッションを一部公開した画像で
具体的に説明すると‥‥、

セッションで
「飛行機はこのサイズ。建物はこの辺り」と、言葉で言ったものを、
実際に絵にして、クライアントに見せたところ、

「飛行機が小さくていいんだ!」
「建物の位置は違うんだ!」

とクライアントが気づきました。

それを、メモしたのがこちら。

小久保さん下絵構想2019-10-06 12.59.20m

 

そして、それを修正したのが、こちら。

小久保さん下絵構想2019-11-26 03.15.56

 

絵の印象がまったく変わります。

実は、位置や大きさが変わると、
絵の意味合いも変わります。
それを、画家の私が解説することで、
クライアントが言葉にできなかった気づきを得るのも、

複数のセッションを重ねるオーダーの醍醐味。

「完成と同等の価値が、
プロセスにある」と言われる理由です。

 

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