【魂が住める絵】を目指してきたんだな、と、詩人谷川俊太郎の言葉から気づかされました。
ずっと前から好きだった画家クレー。
その作品に谷川俊太郎が詩をつけたとても美しい絵本。
そのあとがきの一部分。
「クレーは言葉よりもっと奥深く見つめている。 それらは言葉になる以前のイメージ、あるいは言葉によってではなく、イメージによって秩序を与えられた世界である。 そのような世界に住むことができるのは肉体ではない、精神でもない、魂だ。 クレーの絵は抽象ではない。抽象画には精神は住めても魂は住めない。 (クレーの絵本 谷川俊太郎著:写真画像)」
私がクレーに惹かれていた核心を書き表してくれたように感じました。
私も【魂が住める絵】を描きたいから、クレーに惹かれているんだ。
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時として、自身のもっとも深い部分に向き合い続けることが、
画家の仕事のひとつなのだなと、感じます。
今月は納品や勉強会等時折の外出があるものの、
絵を通じて深く深く考え続け、描き続けた日々でした。
今の時代の大きな波の中で、ひとりひとりのちからは本当に小さい。
それでも心の軸を大切に生き続けたい。
言葉にできないほど深い想いを抱きながら歩みたい。
目立つ目立たないに関わらず、そういう方々がいて、 社会を支えている。
私が絵を通じてであってきたのは、そういう勇気ある方々でした。
そういう方々の心の深みに出逢い続けていくために、 美術はもとより、いろんな面で学び続けていくこと。 そして、愛おしんで一枚一枚を描き出していくこと。 大切に大切にしていきます。
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