自分との対話をするための絵

これって、シンクロ?
 
先日のことです。
 
そんな不思議な感覚を体験しました。
 
それも私だけではなく、佐藤由美子さん(『時空力プログラム』の
著者)も、私と同じ時期に、まったく同じ体験をしていたのです。
 
佐藤さんとは今から5年ほど前、私の作品を購入されたとき
からのお付き合いになります。
 
そして今回、オーダーメイドのご注文をいただいたころから、不思
議なシンクロがスタートしていました。
 
オーダーメイドの「対話できる絵画」のご依頼があると、はじめに2時
間ほどかけてじっくりとお話を伺います。
 
過去、現在、そして未来へとつながるお話を聴いていくうちに、徐
々にイメージが浮かんできます。

このとき、すでに佐藤さんご自身の中に「ある想い」が浮かんでい
るという印象を強く感じました。
 
後でわかったことですが、佐藤さんご自身も、思い浮かべたイメー
ジと、私が連想したイメージが重なりあっていく手応えを感じてい
たそうです。
 
ただ、そのときは単なる偶然だろうと思っていました。
 
お話を伺ってから、私が受け止めたイメージを何枚もいろんな色やかたちに描
きます。
 
何もないところから生み出すというよりも、佐藤さんの想いを写し
とっていくという感覚の方が近い。
 
絵の制作を通して、佐藤さんの心の中に漂っている世界がイメージ
できると自然と筆が進んでいきます。今回はまるで無意識の世界で
つながっているかのようでした。
 
人は誰でも過去の体験に影響されながら、揺れ動きながら、何度も
振り返りながら、少しずつ成長しています。
 
自分の道は自分だけが知っている。
 
なので本来の自分を見つけるのは、第三者ではなく、やはり自分自
身と向き合って、自分自身を見つめ、自分との対話の中でしか捕ま
えることができません。
 
しかし、現代社会に生きる私たちは「自分との対話」をしたくても、
忙しい日常生活の中では、できそうでできないものです。
 
ところが自分の気持ちを写しとった一枚の絵に向き合うと、本来の
自分自身との対話が自然と生まれてきます。
 
それは、今まで生きてきた過去の記憶を呼び起こし、今の自分の気
持ちが反映している現在を通過して、これから向かっていく未来の
自分を映し出した絵であると同時に、本来の自分と向き合える絵と
しての役割を果たしてくれるからです。
 
なのでいつもなら50枚以上の習作を描きイメージをさまざまに写し取りながら、
何ヶ月もかけて本画を描き進めます。

 
でも、今回は違いました。
 
イメージがそのまま投影されるかのように、本画のイメージそのものが変化していったのです。

それも思い描いたタイミングが、ふたりともほぼ一致していました。
 
佐藤さんも「絵が完成するまでの期間に意味があったのだと思いま
す」とおっしゃっていました。
 
これをシンクロと呼んでいいのかどうかはわかりませんが、無意識
につながっていたかのような不思議な体験でした。
 
完成した絵を佐藤さんが尊敬する気功教室の先生にみてもらったと
ころ「これは究極だな……」と感嘆して見とれていました。
 
やはり第三者の目で見ても、この「対話する絵」が発している「未
来に向かって行動するエネルギーを引き出すパワー」を感じてくだ
さったようです。

佐藤さん1枚目の絵と『シンクロちゃん』詳細はこちら

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