心の海|石垣島での想いが映し出された海の絵をリビングに飾る

/ カテゴリー: リビングに飾る絵, 癒しの絵, 風景

あるパーティーでの出会いが、Mさんの海の絵を描くきっかけになりました。
100人規模のパーティーで、お話ししたのは十数人くらいでした。だから、偶然の悪戯と言えるかもしれません。しかし、私は、人と人との出会いはご縁と感じています。
パーティーの主催者は、絵のオーダー主でした。華やかな花々が咲き誇るオーダー絵画。
絵を見た人たちは、「お花が綺麗」と口々に言いました。しかし、Mさんだけは違いました。
「門間さん、私には、花の向こうにある海が目に飛び込んできました。こういう海が欲しい。海の絵を描いてくれませんか?」と言ったのです。

絵のサイズは30センチくらいで、海の大きさは数センチほど。でも、Mさんがその小さな部分から惹かれるものを感じたのが伝わってきました。

その後、話を聴くとそれは「大好きな石垣島の海」なのがわかりました。Mさんは、新しい畳のあり方など内装の提案を手がける会社の社長で、忙しい毎日。その合間を縫って家族で石垣島に行くのをいつも楽しみにしていました。しかし、仕事の都合もあり、行きたい時にいつでも行けるわけではありません。だから、「家に石垣の海を持ってきたい」のが理由でした。

それを聴いて、ビジョンクリエイターとしてイメージが鮮やかに浮かびました。「窓から海が見えるように、海の絵をリビングに飾る」のです。Mさんに伝えると、「リビングでワインを飲みながら海を楽しめる自分が浮かんできました!」とにっこりしました。

さて、どんな海を眺めながらグラスを傾けたいのか?Mさんは、大好きな海だからこそ、迷い始めます。
「海だけのもいい。でも、石垣は島が点在しているのが特徴だから、海に島が浮かんでいるのもいい。それに、海岸に美しい緑がある場所があってそれもいいし‥‥」

オーダー絵画は、自分の好きに描いてもらえる!と、話しているうちに実感したMさんは、想像がたくさん広がって迷い始めます。好きなものだからこそ、いろんな場面が浮かんで選べないことはあるものです。しかも、イメージを写真のように鮮やかに細部まで思い描くことは、普通できません。さらに、それを言葉にするのは、もっと難しいものです。

実際、Mさんは、石垣島でとった写真を私に見せて、「この部分はいいけれど、ここは違う」「この色は好きだけれど、本物はもっと違う」など、頭の中にある海を語りながら、迷っていました。

だから、「三パターンの海を、描いてみましょう」と提案しました。すると、「それは素敵です!」と、Mさんは目を輝かせました。Mさんは絵が好きで何枚か持っていましたが、それらは全て買ってきたものだったので、【自分だけのために、構想画を描いてもらう】ことに、ワクワクしたのが伝わってきました。確かに、これは、絵の構想から立ち上げるオーダー絵画だからこその贅沢です。

アトリエに戻り、海だけの絵、島の浮かぶ海、緑の海岸からの海‥‥、60センチくらいの大きさの絵を3枚、描きあげました。画家は小さな画面でイメージを精査することに慣れていますが、クライアントは画家のように訓練を積んでいません。だから、本画の半分くらいの大きさの絵にして、簡単に選べるようにしました。

すると、Mさんは、「門間さん、こうやって描いてもらうと、欲しいものがはっきりわかりますね。私は海だけが欲しいのだとわかりました」と、自分で本当に欲しい絵を選び取りました。

その後、完成した絵をリビングに飾ったMさんは、「これで、ワインが一層美味しくなります」とにっこり笑いました。
その後、「『ああ、石垣の海だ』と味わっています。同時に、「生き生きとした海の青色に心奪われていたのだ、目で見る海でなく、<心で感じる海>だったのだ」と気が付きました。それが引き出されて、毎日眺められることを楽しんでいます」とメールが届きました。

その後、Mさんは、着々と事業を伸ばして、公私共に充実した生活を送っています。

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