
まだ見えないビジョンや構想、そして違和感の奥にある主題に触れ、背骨として一枚の絵に定着
これは、好みや要望から仕上げる一般的なオーダー絵画とは少し異なります。
対話できる絵画®とは、絵と言葉を往復しながら、木の根を辿るように、まだ言葉にならないビジョンや構想、そして違和感の奥にある主題に触れ、それらを背骨として一枚の絵に定着させていく制作です。
それは、ただ答えを決めるためではなく、まだ置き去りになっている感覚に触れ直す時間でもあります。
普通のオーダー絵画と少し違うところ
一般的なオーダー絵画では、モチーフや色、雰囲気の希望をもとに制作することが多いと思います。
一方で対話できる絵画®では、問いを立てることで「気づかなかった希望」「見えない根っこ」を辿る対話そのものも制作の一部になります。
根っこから主題の背骨を立ち上げていくのですから、最初から明確な答えがないのはむしろ自然なことです。
対話できる絵画®のプロセスの中で少しずつ見えてくる気配や方向を受け取りながら、絵として定着させていきます。
プロセスから自ずと対話できる絵画®が立ち上がる
対話できる絵画®のプロセスで行っているのは、何かの正解を探すことではありません。
その人の中にすでにあるけれど、まだはっきりしていないものを、一緒にかたちにしていく時間です。
そのため、最初から「こういう絵にしたい」と完全に決まっていなくても大丈夫です。
むしろ、まだ整理されていない段階だからこそ立ち上がるものがあります。
その過程には、何かを生み出すことと同時に、自分の感覚へ少しずつ戻ってくる時間も含まれています。
受け取った主題が、作品の背骨になっていく
この対話できる絵画®の中で受け取った言葉や気配を、そのままのかたちとしてなぞるのではなく、身体と造形を通して読み替えながら、一つの作品へ統合していきます。
自分や他者,場を受け取り、身体を通して読み替え、造形へ統合する。
対話できる絵画®は、そうした橋渡しでもあります。また,散っていた感覚や考えが、造形を通して再びつながり直していく橋渡しでもあります。
完成後も働き続ける
対話できる絵画®は、完成したら飾って眺めるとともに、その後も関わりが続いていく絵です。
ふと見返すたびに、自分の感覚や考えを確かめ直す媒介として働くことがあります。
ときにそれは、考える前にまず自分の感覚へ戻ってくるための媒介でもあります。
装飾としての役割を持ちながら、それ以上に、その人の気配を映した絵画として、時間の中で長く関わり続ける存在になることがあります。
その関わりの中で、回復と生成がゆっくり循環していくことがあります。
対話できる絵画®が,節目に働くことがある
経営や仕事、生き方や生活の節目に、この対話できる絵画®を通して方向が見え直すことがあります。
まだ言葉になっていないビジョンや構想、違和感の奥にあるテーマに触れ、それを長く関わり続けられる作品へと定着させていくからです。
これまでにも、対話できる絵画®を通して、仕事と人生のビジョンがつながって見えてきた方や、活動の世界観が整理されて発信の軸が定まっていった方がいます。
それは決まった効果ではなく、それぞれの中にあるものが少しずつ形を変えながら応答していく中で起こる変化です。
その変化は、何かを付け加えるというより、散っていたものが少しずつつながり直していく感覚に近いことがあります。
対話できる絵画®は,まだ言葉になっていないものに,橋をかける
感覚、違和感、構想の芽、まだ整理されていないテーマ。
そうしたものは、すぐに構想やビジョンとしてまとめたり、結論へ回収してしまうと、十分に立ち上がらないまま、見えないまま終わってしまうことがあります。
描くこと、観ること、対話することを通して、少し距離を取りながら見直していくと、全体像や判断の前提、新しい方向性が見えてくることがあります。
対話できる絵画®は、その橋渡しをする場でもあります。
そこでは、急いで結論へ向かう前に、まだ弱いままの感覚が保たれ、少しずつ形になっていくことがあります。
対話できる絵画®を,根っこの絵画とも考えています
対話できる絵画®のプロセスで見えてくる、その人の根っこや背骨のようなものを受け取りながら描くため、このプロセスを経た絵を、私は根っこの絵画「根画」と考えています。
このページではまず、対話できる絵画®がプロセスを持って立ち上がっていくことをご理解いただければ十分です。
作品の考え方全体については、制作・作品ページでご紹介しています。
制作・作品のページを見る
こんな方に向いています
- 何かが動いている感覚はあるが、まだうまく言葉にできない方
- 節目や転換点に、自分にとってしっくりくる絵を持ちたい方
- 記念品であるとともに、長く関わる作品を求めている方
- 対話できる絵画®を通して、自分のテーマを少しずつ見ていきたい方
制作の背景から知りたい方へ
この対話できる絵画®は、対話の技法から始まったものではありません。
長い制作の中で育ってきた見方が、依頼制作の場でも働くようになったものです。その見方は、何かを見つけ出すためだけでなく、感覚が戻ってくる過程とも深く結びついています。
そのため、対話できる絵画®の背景には、画家としての制作の蓄積があります。
まず制作や作品から知りたい方は、制作・作品のページもご覧ください。
別の入口から知りたい方へ
まず画家としての制作から知りたい方、まだ言葉になる前の層という観点から知りたい方、研究との接続から知りたい方は、それぞれの案内ページもご覧ください。
・対話できる絵画が問いを投げるのはなぜか知りたい人は ビジネスとのつながりページ
・画家としての制作から知りたい方は、画家の説明ページへ
・まだ言葉にならない感覚から知りたい方は、判断前・言葉になる前のページへ
・回復と生成の循環を知りたい人は,強さを与える癒しのページへ
・制作と研究のつながりから知りたい方は、研究/思想接続ページへ
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