
人は,言葉にできることだけで生きているわけではありません。
私は幼い頃から,身体感覚を伴う制作に親しみ,長い時間をかけて,判断の前にある感覚や,まだ整理されていない気配を見つめる見方を育ててきました。
対話できる絵画®の制作も,こうした感覚の延長線上にあります。
このページでは,その感覚が今の制作へどうつながっているかをご紹介します。
判断の前に,すでに何かがある
結論になる前に,違和感,揺らぎ,輪郭のない確かさのようなものが,すでに立ち上がっていることがあります。
けれどもそれは,すぐには説明できません。
私は,そうした層を急いで言葉に表さず,いったん見つめることを大切にしてきました。
対話できる絵画®もまた,そうした言葉になる前の感覚に触れながら形になっていくものです。
制作は,その層に触れる訓練でもあった
長い制作の前提には,身体感覚を通して形や関係を受け取る見方が,少しずつ育ってきた時間があります。
意味になる前の関係や配置に触れる感覚は,後からつくった理屈ではなく,制作そのものの中で培われた見方です。
現在の仕事の中で,この感覚は制作だけでなく,対話できる絵画®の現場にもつながっています。
人の中にある,まだ整理されていない根っこの層に触れながら描いていくことは,私の制作の大切な特徴のひとつです。
未整理のまま扱う時間が必要なことがある
すぐに原因や答えに向かうのではなく,混線している感覚をそのまま見ていく。
その時間は,遠回りのようでいて,何が本当に問題なのかを見つけ直すための土台になることがあります。
仕事でも人生でも,本当に大事なテーマほど,最初から整理された形では現れないことがあるからです。
だからこそ,判断の前にある感覚に少しとどまる時間が,大切な橋渡しになることがあります。
この感覚は,制作・対話・判断へつながっている
ここで扱っているのは抽象的な思想だけではありません。
制作の現場,依頼者との対話,そして判断の前段階など,実践の中で働いている感覚でもあります。
そのため,このページは,制作や対話だけでなく,仕事や人生の判断へ向かう手前にある大切な橋渡しとしても読むことができます。
私が描いているのは,そうした深い層に触れながら形になっていく対話できる絵画®です。
まずは全体像から知りたい方へ
このページでは,判断前の感覚から,対話できる絵画®の制作をご紹介しました。
対話できる絵画®,制作の土台,経営や意思決定との関係,研究とのつながりまで含めて見たい方は,全体案内ページもご覧ください。
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