経営と意思決定のための絵画と対話

正解のない意思決定が続くとき、情報だけでは届かないことがあります。

私は、対話できる絵画®という制作を通して、まだ言葉にならない構想や違和感の奥にある主題に触れ、それらを背骨として一枚の絵に定着させてきました。それは、ただ答えを急いで定めるためではなく、まだ置き去りになっている感覚に触れ直す時間でもあります。

このページでは、その制作が経営やリーダーシップの現場でどのように働くのかをご紹介します。

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経営の手前には、まだ形になっていないものがある

事業の方向転換、役割の変化、新しい構想の立ち上がり。
そうした場面では、結論より先に、まだ言葉になっていない感覚や、うまく説明できない違和感が立ち上がることがあります。

その段階にあるものは、日々の判断のなかで通り過ぎてしまいやすいものです。
けれども、その奥には、その人や組織にとってこれから背骨になっていく主題が含まれていることがあります。
私は、そうした形になる前のものに触れ、少しずつ見える形へと移していく仕事をしてきました。


対話できる絵画®は、構想を一枚の絵に定着させる制作です

対話できる絵画®とは、絵と言葉を往復しながら、木の根を辿るように、まだ言葉にならないビジョンや構想、そして違和感の奥にある主題に触れ、それらを背骨として一枚の絵に定着させていく制作です。

走り書き、構想画、本画へと進むなかで、見えていなかったものが少しずつ像を結び、あとから立ち返れるかたちになっていきます。
そうして生まれた一枚の絵は、その人や組織の中にあった主題を、見えるかたちで持ち続けられるものになります。


問いを投げるたびに、見え方が育っていく

一枚の絵は、最初からひとつの答えだけを固定しているわけではありません。
見るたびに、そのときの状況や問いに応じて、別の角度から応答が立ち上がることがあります。

問いを向けるたびに見え方が変わり、見え方が変わるたびに、自分の中の構想や判断も少しずつ育っていく。その変化は、何かを足していくというより、もともとあったものが少しずつつながり直していく感覚に近いことがあります。
こういった往復を支えることも、対話できる絵画®の大切な役割です。


判断の前提になる地盤は、先に絵になることがある

経営は、複数の条件や責任を引き受けながら、どこかで判断し、方向を定めていく営みです。
その一方で、判断の前には、まだ整理されていない揺らぎや、言葉になりきらない構想の芽があります。

私は、そうした未整理なものに少し長く留まり、その奥にある主題を見える形にしていきます。
情報を増やすというより、判断の前提になる地盤を、先に一枚の絵として受け取れる状態にしていく。
そのことが、方向性を見つめ直す土台になることがあります。その一枚は、考えるための材料であるだけでなく、感覚・構想・判断がもう一度つながる場になることがあります。


対話できる絵画から、根っこの絵画へ

私はこれまで、対話できる絵画®としてこの仕事を続けてきました。
対話のなかで立ち上がる、まだ言葉にならない主題に触れ、それを一枚の絵として定着させていく制作です。

近年は、その絵画を、根っこの絵画「根画」としても少しずつ捉えています。
それは、表面的な印象や一時的な気分を描くというよりも、その人や仕事の奥にある土台や背骨にあたるものを、絵として受け取り、形にしていくという意味です。

木の根を辿るように主題に触れ、それを背骨として絵に定着させる。
そのプロセスを通して、感覚と言葉、個人の構想と仕事の方向性のあいだに、少しずつ一本の筋が通っていきます。


経営やリーダーシップに、この制作がひらく場面

  • 方向性はあるが、まだ言葉として整理しきれていないとき
  • 事業や仕事の転換期に、違和感を急いで結論化したくないとき
  • 自分や組織の構想を、借りものの言葉ではなく、自分たちの形で見つめたいとき
  • 判断の精度だけでなく、判断の前提そのものを整えたいとき
  • 長く手元に置けるかたちで、テーマを持ち続けたいとき

形になることで、考え続けられるものになる

頭の中だけにある構想や違和感は、忙しい日常の中で流れていきやすいものです。
けれども、それが一枚の絵として定着すると、あとから何度でも立ち返ることができます。ときにそれは、考える前にまず自分の感覚へ戻ってくるための、静かな足場にもなります。

言葉にならないまま過ぎていくはずだったものに輪郭が与えられ、長い時間の中で問い続けられる状態になる。
そのことが、経営やリーダーシップの現場でも、思考と判断の深さを支えることがあります。


まずは全体像から知りたい方へ

このページでは、経営や意思決定との関係から、対話できる絵画®の制作をご紹介しました。
制作の土台、判断前の感覚、研究とのつながりまで含めて見たい方は、全体案内ページもご覧ください。

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